新・京都迷宮案内の最終回の番組では、奈良県が舞台になっていました。猿沢池や奈良公苑、近鉄電車といった奈良県民なら誰でも知っている場所が、ドラマの中で使われるとまた違った雰囲気に見えますし、とても美しい町なのだなぁと改めて感じます。
最近では、テレビドラマや映画が大ヒットすることによって、そのドラマや映画の舞台となっているロケ地に観光客が増加するといったような経済効果を狙って、日本各地で「フィルムコミッション」が設立され、大きな関心が集まっています。
こういった効果で有名なのは、例えば韓流ブームの火付け役「冬のソナタ」。ドラマの舞台となった韓国・春川市には多くの(ほとんど日本人?)観光客が押し寄せたようです。また、「北の国から」のロケ地、富良野にも、年間数百万人の観光客が訪れているとのことです。
フィルムコミッションには、ロケ撮影誘致による1次的効果と、撮影されたドラマや映画がヒットすることにより、観光客が増える等の2次効果があります。フィルムコミッションそのものは非営利で設立される組織で、公的な組織、例えば行政機関との連携が強くなければならないとされていますが、このようにヒットすれば大きな効果を地域にもたらすことが可能になります。
フィルムコミッションによる効果、大きな大会や会議などを誘致することにより地域に経済効果(コンベンション効果)をもたらすコンベンション・ビューローなどは、どれも「ソフト」による地域振興策であるということが言えます。
私たち奈良県にプロバスケットボールクラブをつくる会が、プロバスケットボールクラブを設立し、運営していくという事業は、フィルム・コミッションやコンベンション・ビューローの考え方と極めて近いものだと思います。
奈良県には有名な世界遺産など文化遺産や観光名所がたくさんありますが、それ自体は大きなハードウェア。それだけでは観光客を増やすことは最近では難しくなってきており、斬新なイベントや、感動体験を提供するようなコンテンツ、すなわち鑑賞型のみではなく、観光客が参加することができる「参加型」が観光都市奈良にも求められてきています。
私たちは、プロバスケットボールというコンテンツで、奈良県の観光客増加、知名度向上など地域活性化に貢献していくことを目指します。