経済小説の第一人者、高杉良氏原作の『燃ゆるとき』、『ザ・エクセレントカンパニー/新・燃ゆるとき』を元にした映画『燃ゆるとき』。昨日2月11日から公開されていましたが、今日この映画をみてきました。実在する食品会社を題材に、即席麺で全米を制することを目指していく経営者や社員の姿が描かれていて、また実際に起こりうるであろうアメリカでの日本企業の問題や課題がとても現実的に表現されていました。
アメリカに進出している日本企業を買収しようとする世界企業、その世界企業が投資銀行と組んで様々な罠を仕掛けてきます。セクハラ事件や、ユニオン結成の動き、そのような問題に立ち向かいつつ、即席麺の開発・販売においては、新興勢力の韓国企業などへ生産、営業、購買などの各部門が一丸となって戦っていく。社員は家族と同じ、そう言い切る経営者や幹部の思いに感動しました。
経営状況の悪化に伴い現地社員のリストラを実施、また女性従業員を管理職に登用せず日本人だけで行っていこうと判断したこと、様々な角度でアメリカのビジネススタイルや経営手法、日本企業の強みや弱み、悪いところが良く見えました。
欧米の経営手法がもてはやれる時代が続いていますが、この映画にこんな内容のセリフがあります。
「社長、結局我々もアメリカの企業と同じなんでしょうか?」
この言葉、心に響きましたし、今でも頭にこびりついています。
欧米の経営手法や文化を学び、受け入れていくことは大切なことだと思います。でも同時に、日本の、日本企業の強みを忘れてはならないと思います。
bjリーグには、グローバル(国際性)とローカル(地域性)をあわせた「グローカル」という言葉がその理念の中で使われています。この映画を見ながら、何度かこの言葉が頭の中にうかんできました。